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ニュウナイスズメ [スズメ目スズメ科]

入内雀。Passer rutilans
頬の黒班がないスズメ、ということで「にふ」(斑)が無い雀ということから、ニュウナイスズメというと説と「入内雀」が語源という説がある。平安時代に陸奥守として左遷され死去しんだ藤原実方が、このスズメに転生して宮中に「入内」したというものだ。その実方の霊をなぐさめるための「雀塚」というのが更雀寺という寺にある。
 その更雀寺近くの桜の咲く頃、この桜にやってくるのが、このニュウナイスズメ。
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2009年4月7日、京都市左京区

 こちらは♀。スズメと違い、♂と♀の見かけがだいぶ違う。
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2011年4月7日、京都市左京区

 桜の花を根元からちぎって、花の蜜を吸うらしい。脚もとに、花びらでなく、花毎落ちてる桜で待ってるとやってくる。ただし、普通のスズメも同じことをする。
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2011年4月16日、京都市左京区

 川の堤防の桜の花にいた群れの一部が川の浅い部分に移動し、水浴びを始めた。
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2023年3月31日、京都市北区

ユリカモメ [チドリ目カモメ科]

百合鴎。Larus ridibundus
 別名が「みやこどり」。「舟競ふ、堀江の川の、水際に、来居つつ鳴くは、みやこどりかも」と万葉集には編集したとされる大伴家持の歌がある。ということは平安遷都以前なので、当然に「みやこ」は京都ではない。なので伊勢物語に「京には見えぬ鳥なりければ」とあって何の不思議もないのだが、みやこにいないみやこどりということで知られてしまった。
 その京都では見えないはずのみやこどりが1970年代から見られるようになった。その一因に餌付けもあるんだろう。餌付けと言っても許容できるものもあるだろうが、その反対に、熊に餌付けする馬鹿ほどじゃないが、京には見えぬみやこどりに餌付けsて定着させるというのは、文化破壊ともいえる最も愚劣な部類の餌付けだろう。最近は組織的な餌付けは行われなくなったようで、一時は1万羽近かったのも、さいわいに数年前には千羽未満になったようだが、また持ち直してるようだ、
 そんなわけで「愚劣な餌付け」のシンボル、鴨川のユリカモメは撮りたくもないので、撮るのはほとんど市外。
 夏羽になって頭が黒くなってきている。
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2010年4月17日、大阪市福島区

 琵琶湖にいたカモメのジョナサンとユリカモメのミナサン。
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2009年4月3日、滋賀県長浜市

 こちらはユリカモメのタクサン。カモメとセグロカモメも混じってる。
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2010年2月22日、三重県津市

 ズグロカモメと並ぶユリカモメ。
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2019年1月3日、兵庫県高砂市

トモエガモ [カモ目カモ科]

巴鴨。Anas formosa
 毎年、近所で越冬しているわけではないのだけど、短期間現れることもあれば、出かけた先で見かけることもあって、珍しいわけではないけど、見るとちょっと得した気になる存在。色柄も気に入ってるし。
 琵琶湖に少なからず越冬しているのだが、岸からかなり離れた漁港の防波堤のあたりに固まっていることが多い。この日は琵琶湖に注ぐ河口付近でシギを見ていたら、なぜか川に入ってきた。時期的にまだ繁殖羽になりきってない。
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2009年10月31日、滋賀県長浜市。

 非実在天皇の非実在宮とされた場所に作られた新興宗教施設の池に居着いてたペア。
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2012年2月26日、奈良県橿原市。

 トンボを撮りに行く古い池にきた群れ。隣の新しい池、それでも「非実在天皇の非実在宮とされた場所に作られた新興宗教施設の池」より古いが、には毎年のように現れるが、すぐにいなくなる。でも、こちらの池にはあまり来ないのだが。
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2019年2月3日、京都市北区。

 おそらく実在した天皇の墓だけど、陵墓には指定されてない古墳の濠にいたペア。
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2022年12月25日、大阪府高槻市。

ヒバリ [スズメ目ヒバリ科]

雲雀。Alauda arvensis
 普通に農地などにいて、馴染みのある鳥ではあるのだが、以前ほど、どこにでもいる、ということではないようで、もはや近所では見られない。それでも、春に郊外の農地や下流域の河川敷や土手などに行けば、鳴きながらホバリングしているのを見ることは多い。
 河川敷にいたペア。
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2010年2月16日、大阪府高槻市。

 上空のホバリングから降りてきて、水平飛行に推移。
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2012年4月14日、滋賀県長浜市。

 やはり、早春。身体を膨らませ、翼を浮かせ、尾羽を上げてアピールしている♂。
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2019年2月26日、大阪府枚方市。

 春も終わり頃、手前の春に生まれた雛は巣立ちしているものの、まだ親と一緒にいる。
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2022年5月5日、京都府南丹市。

ミサゴ [タカ目ミサゴ科]

鶚。Pandion haliaetus
 主に魚を食べるタカ。なので海岸や湖沼、河川の下流部などで、上空をクルージングしているとこをよく見る。たまに魚を捕らえに急降下している。
 河川敷で上空をクルージングしているのを撮ってたら、たまたま月にかかったのが写ってた。産経新聞方式ではない。
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2013年1月22日、大阪府高槻市。

 琵琶湖で。ごはんゲット。
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2012年9月8日、滋賀県長浜市。

 海岸で獲った魚を運搬中。
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2017年12月30日、三重県津市。

 ぼちぼち春の昆虫類が出てきてるかなと行った池で、魚を獲ったミサゴ。重くて、浮島の上に引っ張り揚げるのが精一杯で、掴んで飛び立てない。
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2019年3月31日、京都市北区。

カワウ [カツオドリ目ウ科]

川鵜。Phalacrocorax carbo
 かつては希少で保護の対象だったらしいが、昨今ではうじゃうじゃいて駆除の対象になってるという、ニホンカモシカみたいな状態。そこらの川や池、どこにでもいる。
 非繁殖期は黒一色だが、繁殖期には多少ともハデになる。
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2008年3月6日、京都市上京区。

 こちらが普段着。
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2009年1月28日、京都市左京区。

 エイを捕まえたものの、すぐには飲み込めずに難儀してたが、執念で飲み込んだ。
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2012年5月27日、三重県津市。

 やはり大きなを捕まえ、飲み込もうとしてたが、結局、飲み込めずにあきらめた。
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2020年2月11日、京都市左京区。

キバシリ [スズメ目キバシリ科]

木走。Certhia familiaris
 お山の林の中で、木の幹をせかせかと登って行って、しばらくすると数メートル離れた木に下の方に飛び移って、を繰り返している。
 滋賀県で県の施設内で営巣しているペアがおり、ちょうど休憩所から見える所で、かなりの見物人を集めていた。でも撮ったのは、餌を探しに離れたとこに来てたたの。
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2009年4月10日、滋賀県高島市

 ここ数年、市街地近郊の里山でも見かけるようになった。夏鳥を見に上がった山麓の樹林にいた。
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2017年2月3日、京都市左京区。

 コマドリを見に行ったら、渓谷沿いの樹を登ってた
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2019年4月13日、京都市左京区。

 やはり市街地近郊の里山の人工林。こちたは冬。
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2022年3月4日、京都市左京区。

サンショウクイ(亜種リュウキュウサンショウクイ) [スズメ目サンショウクイ科]

琉球山椒喰、Pericrocotus divaricatus tegimae
 夏鳥の亜種サンショウクイに対し、本来は南西諸島の留鳥の亜種。しかしながら、近年は分布域が北上し、近所でも見られるようになった。専ら冬期に見られるのは、亜種サンショウクイがいない時期なのでわかりやすいからだろうか。
 最初に見かけたのは2022年の2月、この時は樹木の隙間から見ただけで撮っていない。そして、その歳の暮れには撮るには撮ったけど、曇天で遠く、また近寄って来ても真上で、まともな絵にはならんかった。
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2022年12月21日。京都市左京区。
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アカハジロ [カモ目カモ科]

赤羽白。Aythya baeri
 ハジロ属で、メジロガモ同様に虹彩が白く目つきが悪く見える。メジロガモのように♂の頭は赤っぽくなくて、緑っぽい。そんなにどこにでのおるわけではないが、毎冬、近場のどこかには来ているようだ。
 最初に見たのは、水抜きした灌漑池にクイナ類を見に行った際、近くの池にいた個体。完全に繁殖羽てはない♂がホシハジロの♀と泳いでた。
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2010年1月14日、京都市右京区。

 こちらは琵琶湖の内湖にいた個体で、やっぱりホシハジロの群の中にいた。寝てたが、風に流されて群れから離れると、起きだして群の中に泳いで行くという繰り返し。
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2012年12月9日、滋賀県守山市。

 10年ぶりに見た個体、数年前から毎年来てたようだけど、ついでがあったので見てきた。
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2022年12月25日、大阪府高槻市。
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