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ズグロカモメ [チドリ目カモメ科]

頭黒鴎。Larus saundersi
 日本に越冬しにくる冬鳥で、主に九州に飛来していたらしい。諫早湾干拓事業は、生態系の破壊によって深刻な漁業被害をもたらしたことで知られているが、それだけではなく、このズグロカモメの最大の越冬地も壊滅させたようで、その影響か瀬戸内海や伊勢湾あたりの各地にもやってくる。そのあたりの事情はツクシガモと同様かも知れない。
 伊勢湾ではユリカモメに紛れて、というかユリカモメと思って見過ごしてしまうのか気付かないことが多い。それではイカンと伊勢湾の数羽が越冬している所で見てきた。
 「頭黒」といっても、頭は黒くないけど、ここらもユリカモメ同様で冬羽。
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2013年1月10日、三重県松阪市。

 三月中旬に過ぎれば頭の黒いのもいるだろ、それより、まだ越冬地におるかと瀬戸内海沿岸に見に行ったら、頭の黒いのはえらい遠いとこにユリカモメと一緒にいただけ。それでもいることはわかったので、その翌年に行ったら、やっと頭の黒いのが見られた。冬羽から、まだらに黒くなってるの、黒くはなってるが白が残ってるの、黒い夏羽になっているのと、一通りのバリエーションが揃ってた。
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2019年3月9日、兵庫県高砂市。

 伊勢湾でも頭の黒いのが見られた。多くが越冬していた河口とは別の河口。一緒にいたユリカモメがまだ冬羽だったのでわかりやすかった。
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2020年3月21日、三重県津市。
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