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トモエガモ [カモ目カモ科]

巴鴨。Anas formosa
 毎年、近所で越冬しているわけではないのだけど、短期間現れることもあれば、出かけた先で見かけることもあって、珍しいわけではないけど、見るとちょっと得した気になる存在。色柄も気に入ってるし。
 琵琶湖に少なからず越冬しているのだが、岸からかなり離れた漁港の防波堤のあたりに固まっていることが多い。この日は琵琶湖に注ぐ河口付近でシギを見ていたら、なぜか川に入ってきた。時期的にまだ繁殖羽になりきってない。
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2009年10月31日、滋賀県長浜市。

 非実在天皇の非実在宮とされた場所に作られた新興宗教施設の池に居着いてたペア。
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2012年2月26日、奈良県橿原市。

 トンボを撮りに行く古い池にきた群れ。隣の新しい池、それでも「非実在天皇の非実在宮とされた場所に作られた新興宗教施設の池」より古いが、には毎年のように現れるが、すぐにいなくなる。でも、こちらの池にはあまり来ないのだが。
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2019年2月3日、京都市北区。

 おそらく実在した天皇の墓だけど、陵墓には指定されてない古墳の濠にいたペア。
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2022年12月25日、大阪府高槻市。

アカハジロ [カモ目カモ科]

赤羽白。Aythya baeri
 ハジロ属で、メジロガモ同様に虹彩が白く目つきが悪く見える。メジロガモのように♂の頭は赤っぽくなくて、緑っぽい。そんなにどこにでのおるわけではないが、毎冬、近場のどこかには来ているようだ。
 最初に見たのは、水抜きした灌漑池にクイナ類を見に行った際、近くの池にいた個体。完全に繁殖羽てはない♂がホシハジロの♀と泳いでた。
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2010年1月14日、京都市右京区。

 こちらは琵琶湖の内湖にいた個体で、やっぱりホシハジロの群の中にいた。寝てたが、風に流されて群れから離れると、起きだして群の中に泳いで行くという繰り返し。
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2012年12月9日、滋賀県守山市。

 10年ぶりに見た個体、数年前から毎年来てたようだけど、ついでがあったので見てきた。
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2022年12月25日、大阪府高槻市。

カルガモ [カモ目カモ科]

軽鴨。Anas zonorhyncha
 年中いるし、そこら中にいるし、♂は派手にならないし、あまり有難みがないので、あまり撮ってない。
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2007年8月9日、京都市左京区。
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2007年10月25日、京都市左京区。

 ただし、一時ブームにもなったように市街地で繁殖するカモはカルガモくらいなので、その時期にはつい撮ってしまう。ただ、純粋なカルガモではない、アヒルやアイガモとの交雑も多いようだ。
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2010年4月19日、京都市左京区。

 だいぶ大きくなって、団子になってる雛。
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2022年6月7日、京都市北区。

アカハシハジロ [カモ目カモ科]

Netta rufina。カモ目カモ科。
 2010年末に琵琶湖に♂♀一羽づつが飛来したのだが、たいてい、昼間は、岸から離れた湖上で居眠りしていたようだ。滞在中に行ったのは2回だけれど、そのうち1回は起きていた。でも遠い所に浮いていた。
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2010年12月16日。滋賀県長浜市。

 その後も「来てる」というニュースは聞くが、見に行ったのは次の「寅年」。♂だけだったが、前回より近い。ほとんで寝ていたがたまに起きる。
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2022年3月5日。滋賀県草津市。

オカヨシガモ [カモ目カモ科]

陸葭鴨。Anas strepera
 ヨシガモよりも内陸にいるから陸葭鴨だそうだがが、流水域など水生植物が少ない水域ではヨシガモよりよく見る。
 以前は、ハイイロチュウヒやコミミズクのついでに見ることが多かったけど、近年は近所の川や池にも少数の群れが分散して来るのや、ヨシガモのいる池でも見かけたりする。あまり大きな群れは見かけない。

 ハイイロチュウヒの「出待ち」の時に、前を通過していった。
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2010年3月3日、滋賀県近江八幡市。

 同じ場所の下の水路を泳いでたペア。
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2010年3月5日、滋賀県近江八幡市。

 トンボを撮りに行く池に、トンボのいない時期、ヨシガモの群れに小規模な群れが混じっていた。
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2021年2月22日、京都市北区。

 川にいた小群に混じってたヨシガモとの交雑個体。
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2022年1月27日、京都市左京区。

ホシハジロ [カモ目カモ科]

星羽白。Aythya ferina
 近所でも、また夏以外に水鳥を見に行くと、ごく普通に見られる潜水カモ。なので、たいてい何かのついでに撮ってるんで、ちゃんと撮ってない。
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2008年2月2日、東京都台東区
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2009年12月31日、京都市北区
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2010年2月28日、大阪市北区

 公園化された溜池にKた群れに混じる交雑個体。
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2022年3月3日、京都市左京区

コウライアイサ [カモ目カモ科]

高麗秋沙。Mergus squamatus
 朝鮮半島北部と周辺で繁殖し、冬期は日本にも脱北してくるけど、飛翔体程度の數。日本に来るアイサ属4種のうち3種は毎冬見てるけれど、残り1種のコウライアイサがなかなか見られなかった。毎年のように「どこそこに来てる」という話は聞くけど、遠いとこだったり、日帰り可能そうでも辺鄙だったり。
 それがよりによって近所でも出かけたくない2021年末に近いとこに来てると翌年正月早々に聞いた。見物人も多いらしい。こういうトリは人が集まる前に行くか、ほとぼりが冷めてから行くことにしている。前者の場合、自分で見つけないといけないので、そう機会はない。後者の場合、いなくなるリスクもあるけど、残り物に福があったりすることもある。それで、10日ほどしてから暖かい日があったんで見に行ったのが初見。
 胴のウロコ模様が特色だが、遠いのとハレーションでわかりにくく、カワアイサといると冠羽が識別ポイントになる。
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2022年1月10日。京都府宇治市。

 遠くてフォーカスもあわんが、翼の黒線はウミアイサに似てる。
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2022年1月10日。京都府宇治市。
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ミコアイサ [カモ目カモ科]

巫女秋沙。Mergus albellus
 パンダ色のカモで、湖や川の他、ちょっとした灌漑池や堀などけっこういろんなとこで見かけるが、海辺ではあまり見ない。
 干拓された湖の残った水路にいた一群だが、なぜか♂と♀でそれぞれ群れてた。
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2008年2月27日、秋田県大潟村。

 琵琶湖の漁港にいたの。正面顔はパンダだが、本家がタレ目に対して、ツリ目気味の模様。
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2009年2月2日、滋賀県湖北町。

 この冬は近畿各地への飛来数が多かったようだ。市街地近くの公園になってるかつての灌漑池に現れた一群。
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2019年1月15日、京都市左京区。

 淀川河口近くでも見かけるが、本流だと遠い。ワンドに入り込んでいると近くから見ることができる。
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2020年2月14日、大阪市旭区。

ビロードキンクロ [カモ目カモ科]

天鵞絨金黒。Melanitta fusca
 冬期に日本近海にやってくるカモで、成鳥が陸地近くに現れるのは、よくあることではないらしい。
でも毎年越冬している汽水湖があって、行ってみたのだが、やはり湖岸からは遠かったし、天気もよくなかった。
 ♂は嘴から盛り上がった豚鼻と眼の下の白い紋が特徴とか。
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 ♀は不明瞭な白い斑点があるとか。
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2013年1月23日、島根県安来市。

 7年ぶりに見かけたけれど遠い。
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2019年12月27日、三重県津市。

クロガモ [カモ目カモ科]

黒鴨。Melanitta nigra
 太平洋の北部のシベリアやアラスカで繁殖し、冬期には日本周辺もやって来る。ダフィー・ダックというアニメのモデルになったくらいで、越冬時には大群でいるらしく、そんなに珍しい鳥ではないんだろうけど、海洋性ということもあって、見る機会がなかった。
 ところが、2019年の冬には、各地で海岸に近いところに現れた。
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2019年12月27日、三重県津市。

 内海の岸数メートルに現れた個体もいた。
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2019年12月29日、兵庫県西宮市。

 こちらは♀。川を少し遡上し、堰のために淡水に近い汽水域にいた。
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2019年12月29日、大阪市都島区。
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ツクシガモ [カモ目カモ科]

筑紫鴨。Tadorna tadorna
 大陸によくいるカモで、日本では有明湾をはじめ、筑紫の国周辺で見られるだけだったらしい。ところが諫早湾の干拓が行われた頃から全国で見られるようになったようで、近年は大阪湾で数十羽が越冬している。カモには珍しく、といってもガン類はそうなんだけど、雌雄同色。
 初めてお目にかかったのは、淀川にまで来ていた2羽。
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2010年1月30日、大阪府高槻市。

 こちらは伊勢湾沿いの池に来ていた群。
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2012年12月19日、三重県松阪市。

 ところがその池の周囲に太陽光発電器が並んでしまったので、隣の池に移動してしまった。
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2016年1月12日、三重県松阪市。

 初遭遇から10年目の冬に、同じ場所にいた個体、ただし見たのは対岸からで、岸に近づいてきた。
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2019年12月15日、大阪府枚方市。

ウミアイサ [カモ目カモ科]

Mergus serrator。カモ目カモ科。
 川や湖でよく見るカワアイサに対して、やはり、よく海にいるのだが、琵琶湖にもいるし、河川の下流域ではけっこう遡上してる。結果的に海辺の港や河口でよく見ている。
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2009年1月22日、青森県平内町
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2012年3月12日、三重県津市
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2019年2月17日、三重県津市

シマアジ [カモ目カモ科]

縞味。Anas querquedula
 大型のアジではなく、小型のカモ。春秋にそこらを通過するのだけど、その頃はお山にも旅鳥がいる時期なので、あまり水辺に行くこともなく、見る機会は多くない。
 春は繁殖羽になっているが、あまり近所の川や池にはお寄りにならない。
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2011年5月4日、京都市右京区。

 3月の間に来てくれると見に行けるのだけど。
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2015年3月25日、京都府久御山町。

 ♂だけがコガモに混じってた。後よりからの飛んでる絵は嫌いだけど、飾り羽根がわかちやすいんで。
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2019年3月23日、京都市山科区。

 秋に見られるのはエクリプスで、遠目ではコガモと区別がつかないが、かろうじて白い眉のラインが残っていてシマアジとわかる。
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2012年9月10日、三重県松阪市。

コガモ(亜種アメリカコガモ) [カモ目カモ科]

亜米利加小鴨。Anas crecca carolinensis
 名前の通り、旧北区のコガモに対し、新北区のコガモ。ヒドリガモとアメリカヒドリ、キンクロハジロとクビワキンクロみたいな関係だろうけど、こちらは亜種扱い。
 亜種コガモとの外見上の差は胸部に縦に白線が入ること。前年からいると聞いてはいたけど、やっと、ついでがあったんで電車を降りて寄り道して見てきた。
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2018年2月2日、京都府長岡京市。

 翌冬には、トンボを見に行く近所の古い池にも来ていた。冬中にいたというわけではなく、混じっていたコガモの群れが来たのは1月に入ってから。2月半ばにコガモが減って、姿を消していた。
 浮島内の冬にのみ現れる水路にいることが多く、見えにくいことが多かったが、たまには開けた水面にも出て来た。
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2019年2月7日、京都市北区。
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2019年2月13日、京都市北区。
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オオホシハジロ [カモ目カモ科]

大星羽白。Aythya valisineria
 新北区の高緯度地域で繁殖し、中緯度地域で越冬するというカモで、国内では冬期にたまに見られるらしい。2018年始めには岩手の以前にオオハクチョウを撮りに行った池にも来ていたというけれど、行くには遠いなと思ってたら、たまに行く伊勢湾にも現れた。
 ホオジロガモのディスプレイが始まるころに行ってみたら、まだいたようだけど、はるか沖合。それで一週間後、晴れて風の強い日に、この天候なら河口部にいるだろうと行ったら、堤防のすぐ下に泳いできて寝始めた。他にも少数の人がいたけれども、寝たので皆が帰ってしまい、すぐにまた起ききて泳ぎだした頃には、1人寂しく撮ってた。
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2018年3月9日、三重県津市。

 赤い眼のカモ3種、奥からウミアイサ、オオホシハジロ、ホシハジロ。
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2018年3月9日、三重県津市。

 翌年に行った時にも、また来ていた。行った時には寝ていたけれど、そのうち起きだして身繕いを始めた。
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2019年2月17日、三重県津市。
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ヨシガモ [カモ目カモ科]

葦鴨。カモ目カモ科。
 普通にいるカモだけど、うじゃうじゃというほどではないし、頭部の構造色や飾り羽根が派手すぎずに綺麗なので、いるとつい撮ってしまう。
 ハイイロチュウヒの出待ち中に、ちょいちょい飛んでた。
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2010年3月11日、滋賀県近江八幡市。

 同じ所だけど、もちろん泳いでるのもいた。
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2010年3月17日、滋賀県近江八幡市。

 トンボを見に行く池。以前はアイガモかマガモかわからんようなのとか、カルガモ、ホシハジロが多数の時が多かったけれど、近年はヨシガモの団体さんが居ついてる。
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2019年2月7日、京都市北区。

 同じ池に浮かんでるの。
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2019年2月12日、京都市北区。

アメリカヒドリ [カモ目カモ科]

亜米利加緋鳥。Anas americana
 そこらに大勢でやってくるヒドリガモの中には、アメリカヒドリの交雑個体らしきのが混じっている。そしてアメリカヒドリそのものも混じっているらしい。ところが、アメリカヒドリなのか、ヒドリガモとの交雑個体なのかというのがよくわからない。

 そんなわけで、近所の川で、かなりアメリカヒドリらしきのが、ヒドリガモに混じって泳いでいたのだが、交雑個体であったとしても、アメリカヒドリの範疇だろう。
 最初に見た時は、まだエクリプスの羽が残っていたが、ヒドリガモとはだいぶ違う。
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2011年11月5日、京都市北区。

 一応、問題の腋羽もちゃんと白い。
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2011年11月5日、京都市北区。

 1ヶ月以上経過し、繁殖羽になってきたけど、顔のグリーンがはっきりしない。
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2011年11月24日、京都市上京区。

 こちらは、2018年の秋に同じ川に現れた個体。まだ繁殖羽になりきっていない。この後、下流に移動したらしいが、それらしいのを見かけられず。
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2018年10月29日、京都市北区。

カワアイサ [カモ目カモ科]

川秋沙。Mergus merganser
 けっこういろんな所にいるのだが、幅が広い川や広い湖沼が好きなようで、陸からは遠いことろを泳いでいることが多いようだ。
 これは九頭竜川にいたの。
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2008年1月29日、福井県永平寺町。

 やはり見かけるのは琵琶湖や淀川が多いし、岸から遠いことが多いが、飛んでるのは撮りやすい。
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2016年1月10日、滋賀県長浜市。

 加茂川あたりだと、川幅もそう広くないので、撮りやすい。
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2017年12月24日、京都市上京区。

 橋が多いので、その上から潜水状態を見ることもできる。
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2019年1月7日、京都市左京区。

カリガネ [カモ目カモ科]

雁金。Anser erythropus
 小さめのガンで、古来から親しまれてきたようで知名度があるわりに、近年は数は多くないようだ。くっきりとしたアイリングが特徴。
 以前に時々行った池には定期的に来ているのだけれど、圧倒的に多いマガンの中から探し出せずにいた。いずれ見ることもあろうかと思っていたけれど、ここ数年は行ってないんで、見ないままになっていた。
 2018年に、もっと近くて日帰り可能というか、何かのついでに寄れそうな所に幼鳥が1羽だけ来た。すぐには見に行かなかったけれど、翌年早々に、他に行く際に寄り道して見てきた。
 幼鳥ということで、嘴基部から額の白色部分もはっきりしないし、腹の横班もないし、とりあえずは見ただけで、飛んでもくれんどころか、翼も拡げてくれんかった。
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2019年1月3日、兵庫県稲美町。
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シノリガモ [カモ目カモ科]

晨鴨。Histrionicus histrionicus
 けっこうオモロイ色合いだけど、そんなに彩度が高くないんで、そう派手に見えない。見たいカモのひとつ。でも、越冬地というか日本のほとんどじゃ東北以北の磯というか海岸にいるんで、あまり遭うことはない。そう頑張っては見に行くほどじゃないけど。
 こちらは、えんぶりを見に行ったついで。
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2009年2月18日、青森県八戸市。

 たぶん、最も近所で見られるのは若狭湾なんだろうけど、交通が不便。
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2011年3月6日、福井県南越前町。
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2018年3月25日、福井県南越前町。

ハシビロガモ [カモ目カモ科]

嘴広鴨。Anas clypeata
 カモの♀というのはわかりにくいけれども、さすがにハシビロガモだけは簡単にわかる。けっこういろんな水域にいるようで、琵琶湖にも多いし、平野部のため池にも多い。

 マガンを見に行った池にいた一群。ポツンとミコアイサが混じってた。
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2009年1月24日、宮城県登米市。

 輪になってグルグル回るという採餌パターンもある。バターにはならない。
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2011年1月26日、大阪府豊中市

 エクリプスから繁殖羽に移行する時に、しばらくは中間の状態でいて、サブエクリプスというらしい。手前のはカイツブリ。
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2018年1月27日、京都府宇治市

 同じ池には、繁殖羽になった♂もいて♀と泳いでた。
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2018年1月28日、京都府宇治市

コガモ(亜種コガモ) [カモ目カモ科]

小鴨。Anas crecca crecca
 名前の通り、ちっこいカモ。美味いそうだが、肉の量が少ないために、マガモほど食用にされてないらしい。そこらで、頭を水に突っ込んで採餌してるとこをよく見る。
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2007年11月19日、京都市左京区。
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2010年1月18日、滋賀県長浜市。
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2016年3月25日、京都府久御山町。

 2016年から鴨川に現れたオナガガモとの交雑個体。
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2018年1月6日、京都市左京区。

ホオジロガモ [カモ目カモ科]

頬白鴨。Bucephala clangula
 頭の恰好といい、何か愛嬌がある感じがして、気に入ってるカモ。
 最も見る機会が多いのは琵琶湖だけど遠いことが多い。最初に撮ったのは猪苗代湖。磐梯山麓にスキーに行った際に、湖岸に白鳥を見に行ったら、白鳥や鴨の群の中で浮かんだり潜ったりしてた。手前の白いのは陸地の雪じゃなくて白鳥。
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2008年1月12日、福島県猪苗代町。

 こちらは青森港。冬の間は、♂♀それぞれで泳いでいる所をよく見かける。
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2009年1月22日、青森県青森市。

 春が近づくと、♂♀を同じフレームで撮れる。こちらは海への河口にいたペアで、♂は上向いてディスプレイ中。
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2012年3月12日、三重県津市。

 同じ所での♂のディスプレイ。
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2014年3月9日、三重県津市。

クビワキンクロ [カモ目カモ科]

首輪金黒。Aythya collaris
 北米大陸の寒帯域から温熱帯を行き来している鴨で日本には来ないはずだったが、近年では東京都内で、ほぼ毎年見られるようになったようだ。
 通用期間が短い春の18切符の消化を考えてた時に、豊川におるという話を聞いて見てきた。ローカル線に乗り換え、駅から30分くらいと18切符の消化にはいい場所だった。
 数羽のキンクロハジロと一緒におったが、キンクロハジロのような冠羽はなく、後頭部が盛り上がってる他、似てるようで微妙に違う。名前の由来となった首下部の褐色の模様はほとんどわからない。
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2013年3月24日、愛知県豊川市。

メジロガモ [カモ目カモ科]

目白鴨。Aythya nyroca
 ユーラシア西部のカモらしいが、ちょいちょい日本にも現れるようだ。2011年の夏には琵琶湖に飛来し、ちょうど換羽期だったようで、飛べずにしばらく滞在していた。
 近くに水鳥の観察施設があって、そこが毎日の状況をネットで流していたので、トンボを見に行った帰りに寄ってみた。歩いて来たわけでもなく、来た時は繁殖羽だったはずだが、見に寄った際には、翼はつんつるてんだった。
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2011年8月16日、滋賀県高島市。

 半月ほどして寄った時には羽も伸びてて、ハジロ属らしい模様になってた。でも、なぜメジロハジロじゃなくて、メジロガモなんだろ。
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2011年9月1日、滋賀県高島市。

 こちらは、2012年の冬に滋賀・奈良・大阪を転々としていたらしい個体。用事の際に遠回りして行って見たが、もう飽きられてたのか他に見物人はいなかった。
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2013年2月24日、堺市北区。

シジュウカラガン [カモ目カモ科]

四十雀雁。Branta hutchinsii
 新北区に生息し、かつてはカナダガンの一亜種とされていたが、現在は別亜種とされている。 、アリューシャン列島で繁殖し、アメリカ合衆国西海岸で越冬する。
 日本で越冬する数はかつてに比較し激減したそうだが、それでも2012年の冬には新潟に百数十羽の群れが飛来している。そのうちの数十羽の群に遭遇したが、近づくことは出来なかった。
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2013年2月2日、新潟市北区。

コクガン [カモ目カモ科]

黒雁。Branta bernicla
 最初に撮ったのは、1羽だけで琵琶湖に迷い込んで来た個体で、白い首の輪がないのは若い個体らしい。水田でコハクチョウと一緒に採餌していた。
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2009年1月21日、滋賀県湖北町。

 その一ヶ月後、えんぶりを見に行った際、朝市で朝食を食べた後、海岸を歩いていたら泳いでいるのがいた。さらに行くと水産高校の実習港に、カモメ類との群がいた。地上をつついていた。10mもない距離で撮れるのはいいが、風が強く粉雪も混じり、やたら寒かった。
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2009年2月18日、青森県八戸市。

 翌年は、夕方に名古屋に行くのに、寄り道してミヤコドリの越冬地を見に行ったら、4羽ほどいた。そんなに寒くなかった。
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2010年2月22日、三重県津市。

 伊勢湾では毎冬、越冬しているらしい。
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2013年3月6日、三重県津市。

サカツラガン [カモ目カモ科]

酒面雁。Anser cygnoides
 ガチョウは雁を家禽化したものだが、中国のガチョウの元になったのがサカツラガン。なので中国にはいるんだろうけど、日本にゃあんまり来ないようで、最初に見たのも撮ったのも2010年始め頃に湖北に現れた個体。
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2010年1月11日、滋賀県長浜市。

 2月中旬には、コハクチョウや他のガンとともにやや北部に移動し、帰ったようだ。
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2010年2月17日、滋賀県長浜市。

 2012年末には14羽が中海に現れたが、その後すぐ、内陸部に移動し、越冬していたので見てきた。
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2013年2月13日、岡山県津山市。

スズガモ [カモ目カモ科]

鈴鴨。Aythya marila
 大量に越冬に来るらしいが、内水面にはあまり来ないらしく、見た機会は少ない。琵琶湖にも来ているのだが大量のキンクロハジロの中では探す気にもならない。なので、撮ったのは、ほとんど海岸でのみ。
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2009年2月18日、青森県八戸市。

 三重県の河口で泳いでた。何羽か陸に上がってるのもいた。
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2011年3月10日、三重県津市。
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2013年1月18日、三重県津市。

ヒシクイ(亜種オオヒシクイ) [カモ目カモ科]

大菱喰。カモ目カモ科。
 日本に来るヒシクイは、亜種ヒシクイとこのオオヒシクイらしいが、オオヒシクイは琵琶湖が越冬地のひとつになってるので、亜種ヒシクイはもちろん、マガンなど他の雁類よりも馴染みがある。
 浅瀬で寝ていたり、湖岸に沿って泳いでたりするのをよく見る。
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2009年12月25日、滋賀県湖北町。
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2011年1月14日、滋賀県長浜市。

 昼間の田んぼではコハクチョウが餌を食べているのをよく見るが、たまにはオオヒシクイもいる。
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2011年2月7日、滋賀県長浜市。

 夕方になると飛び立つところが見られるが、昼間でも見られるし、早朝は行ったことがないのでわからん。
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2011年1月14日、滋賀県長浜市。
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