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チュウシャクシギ [チドリ目シギ科]

中杓鴫。Numenius phaeopus
 嘴が下に湾曲したシギ類の中では、最も普通に見る。というのも、海岸だけでなく、内陸の田んぼなどでも見かける。
 田植え直後の田んぼの畦を歩いていた。
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2009年5月2日、滋賀県長浜市。

 別の「嘴が下に湾曲したシギ類」がいるかと思って寄ってみた海岸だけど、いたのはチュウシャクシギだけ
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2011年9月9日、三重県津市。

 同じく、別のがいるってので行った河川敷に、いたの。
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2014年5月4日、大阪府枚方市。

 もう春の渡りが終わったのか、寂しくなってた河口にかろうじていた。
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2020年5月5日、兵庫県高砂市。

ホウロクシギ [チドリ目シギ科]

焙烙鴫。Numenius madagascariensis
 ダイシャクシギとよく似ているが、分布域はより狭く絶滅危惧種に指定されている。渡りの時期に見られるが越冬個体もいるというのもダイシャクシギと同じ。
 河口部に残った干潟に3羽がいて、当初は、この地で越冬しているのを見たことがあるダイシャクシギかと思ったが、遠くで見づらいながらも、下面の色合いからホウロクシギだろうということにした。
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2020年3月21日。三重県津市。
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タシギ [チドリ目シギ科]

田鴫。Gallinago gallinago
 田んぼにいるからタシギなんだろう。しぎ焼きのしぎで美味いらしいが、田んぼにいるんじゃ捕獲も難しかろうし、食べたことがない。
 基本は冬鳥で、田んぼにいても切った後の株やひこばえに紛れていて、飛び出してやっと気付くということが多い。でも、田植え前の田んぼの時期までいてくれるとわかりやすい。
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2009年5月5日、滋賀県長浜市。

 河原におった。時期的にはタシギ。
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2010年2月8日、京都市上京区。

 雪の田んぼにもいた。
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2011年2月7日、滋賀県長浜市。

 阪急電車の淀川鉄橋の下。3複線の電車が通過する轟音の下で採餌中。
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2019年1月11日、大阪市北区。

チュウジシギ [チドリ目シギ科]

中地鴫。Gallinago megala
 ジシギというのは、見慣れていないせいで、どうもわからん。最もよく見るのはタシギなんで、タシギだろうと思ってしまうのだが、よく見るとチュウジシギだったということがある。

 川におったので、てっきりタシギと思っていたけど、どうもチュウジシギのようだ。
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2009年11月1日、京都市左京区。

 この時期なら、タシギの可能性は薄い。水田の中よりも畦にいることが多いようだ。
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2012年9月13日、京都市伏見区。

 これも河原にいたけれど、乾いたところでウロウロしてた。
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2014年4月18日、京都市上京区。

クサシギ [チドリ目シギ科]

草鴫。Tringa ochropus
 渡りの時期や所によっては冬に普通にいるらしいが、地味なシギ。あまり見たことがない。知らずに見逃していたのかも知れない。
 秋の渡りの時期、水の張った休耕田にいた。他におらんので気付いた。
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2010年9月11日、滋賀県長浜市。

 夏の暑い時期の田んぼだけど、お盆くらいから渡りの個体が見られる。飛ぶと後半部が白い。
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2013年8月15日、京都府久御山町。

オオハシシギ [チドリ目シギ科]

大嘴鴫。Limnodromus scolopaceus
 ほとんどが新北区で越冬するらしいが、たまに近場で越冬している個体がいるようだ。そして、たいていがオレンジ色の繁殖色になる以前にいなくなってしまう。
 伊勢湾沿いの池でツクシガモを見ていて横を見たら、すぐ近くにおった個体だが、いつまでおるのやら。
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2012年12月19日、三重県松阪市。
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2013年1月10日、三重県松阪市。

ソリハシシギ [チドリ目シギ科]

Xenus cinereus。チドリ目シギ科。
 海岸では普通に見られるようだが、同じ上反りの嘴を持つオオソリハシシギやオグロシギに比べ内陸部に来ることが稀なようで、海岸に行く機会が少ないために出会う機会はあまりない。
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2011年9月9日、三重県津市。

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2012年8月29日、香川県観音寺市。

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2012年9月22日、三重県津市。

オグロシギ [チドリ目シギ科]

Limosa limosa。チドリ目シギ科。
 オオソリハシシギによく似ているが、尾っぽも黒い。でも、飛んでない時にはわかりにくい。
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2009年9月23日、滋賀県長浜市。
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2009年10月3日、滋賀県長浜市。

 数羽の群れがいたが、水深があるので脚が見えない。飛ぶとオグロシギの特徴がわかるのだけど、逆光。
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2012年9月10日、三重県松阪市。

ダイシャクシギ [チドリ目シギ科]

Numenius arquata。チドリ目シギ科。
 日本に現れる最大級のシギらしい。基本的には春秋に見られる旅鳥だけど、九州には毎年、越冬している場所があるし、2011年の冬には伊勢湾で越冬している個体がいた。
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2011年12月16日、三重県津市。
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2011年12月28日、三重県津市。

 一方、こちらは夏の暑い盛りに見た小群。といっても「秋」の渡りの途中。
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2012年8月29日、香川県観音寺市。

ヒバリシギ [チドリ目シギ科]

Calidris subminuta。チドリ目シギ科。
 渡りの途中に見られるらしいが、近所にゃ来ないので、出かけたタイミングがあわないと見られない。
 干拓地の休耕田で見かけたの。
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2010年8月26日、京都市伏見区。

 河口の干潟におったの
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2012年9月10日、三重県津市。

オバシギ [チドリ目シギ科]

Calidris tenuirostris、チドリ目シギ科。
 おばちゃんのシギではなくて、尾羽の先端が黒いからだとか、オグロシギの立場はどうなるんだろか。あまり出会ったことはなく、最初に撮ったのは、アオバトが海水を飲むのを見に行った際に、近くの海岸におった時。
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2010年8月24日、香川県観音寺市。

 その後、淀川河口近くでも見かけた。偶然にも同じ日付。
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2011年8月24日、大阪市福島区。

 誰もいなくなった海水浴場で餌探しをしてた。
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2012年8月29日、香川県観音寺市。

キョウジョシギ [チドリ目シギ科]

Arenaria interpres。チドリ目シギ科。
 磯の岩場でチョロチョロしてるシギで、春秋に近くを通るらしい。
 冬羽のモノトーンに近いのがいたが、もう暮れも押し詰まった頃。さらに移動するのか、それとも越冬したんだろうか。
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2011年12月28日、三重県津市。

 こちらは、夏羽の茶色が出て、頭の白もはっきりし出したの。
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2012年4月25日、兵庫県西宮市。

 磯で見ることが多いけど、田んぼにいたりもするらしい。砂浜にもおる。
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2012年5月27日、三重県津市。

ミユビシギ [チドリ目シギ科]

Calidris alba。チドリ目シギ科。
 トウネンとどう違とうねん、という感じなのだが、最初に見た場所ではトウネンもいたため、どうも肩のあたりが違うのがおるけど何やということで気づいた。
 その最初に見たのが琵琶湖に注ぐ河口。ウサギというか、カワウとコサギがうじゃうじゃいる手前で砂浜を突いていた。
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2009年10月3日、滋賀県長浜市

 こちらは海への河口。
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2010年2月22日、三重県津市
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2011年12月16日、三重県津市
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2011年12月28日、三重県津市

イソシギ [チドリ目シギ科]

Actitis hypoleucos。チドリ目シギ科。
 シギの類にはあまりお目にかからないのだが、このイソシギだけはそこらにいるし、いつでもいる。けれども北アメリカにはいないそうだ。そうするとテーマミュージックは有名だがほとんどの人が見たことがないという映画「いそしぎ」に出てくるいそしぎはイソシギではないんだろうな。
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2008年3月15日、京都市左京区。
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2010年5月6日、京都市北区。
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2011年11月18日、京都市北区。
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2011年11月22日、京都市左京区。

エリマキシギ [チドリ目シギ科]

Philomachus pugnax。チドリ目シギ科。
 首の回りに襟巻のような飾り羽があることからエリマキシギというとか。でも、その襟巻があるのは繁殖期の♂で、春秋の渡りの途中で通過する日本では、その襟巻を見ることはできないらしい。
 タマシギが巣を作っているところを見かけたので、そろそろ子連れのタマシギが見られるかと行った田んぼで、遠くの畦に潜んでいた2種のシギ。最初は何者かわからなかったが、クサシギとエリマキシギだった。
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2011年8月22日、京都府久御山町。

 数日後に行ったら、田んぼの中を歩き回ってた。
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2011年8月24日、京都府久御山町。

キアシシギ [チドリ目シギ科]

Tringa brevipes。チドリ目シギ科。
 旅鳥で、ロシアで繁殖しているらしいのだけど、初夏や夏に見かけるし、海岸はもちろん、そこらの川にもおって、比較的なじみがあった.けど、最近は近所の川では見てない。
 アオバトが塩水を飲む海岸にもいた。
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2008年8月25日、四国中央市。

 川の中流域にいた。
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2008年5月22日、京都市左京区。

 同じ場所にイソシギもいた。
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2008年5月27日、京都市左京区。

 河口近くの川。
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2011年9月9日、三重県津市。

コアオアシシギ [チドリ目シギ科]

Tringa stagnatilis。チドリ目シギ科。
 アオアシシギに似ているがちょと小さい。アオアシシギはタカブシギと一緒にいるところをよく見るのだが、ひとまわり以上大きい。このコアオアシシギを見た時もタカブシギと一緒だったが、遠目には大きさがほとんど一緒で、撮ってみたらタカブシギというのが多かった。こういう基準があればわかるが、単独だとわかりにくいだろうと思う。
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2011年5月3日、滋賀県長浜市

トウネン [チドリ目シギ科]

Calidris ruficollis。チドリ目シギ科。
 春秋の渡りの時期にそこらで見られるちっこいシギ。でよく似たのやバリエーションもあるらしいが、一緒におらんとわからん。
 琵琶湖におったの。
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2009年10月3日、滋賀県長浜市

 瀬戸内海沿いにおったの。
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2010年8月24日、愛媛県四国中央市
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2010年8月24日、香川県観音寺市

 夏には橙色っぽくなる。
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2011年5月8日、大阪市福島区
 

ハマシギ [チドリ目シギ科]

Calidris alpina。チドリ目シギ科。
 小型のシギで、長距離の渡りの途中に立ち寄る個体と、越冬する個体がいるそうだ。
 じっと見てると平気で近づいてくる。あまり人間に会ったことのない、渡りの個体だろうか。
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2009年10月15日、滋賀県長浜市

 こちらは水が少なくなった灌漑池にいた個体で、時期的に越冬個体か。
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2010年1月9日、京都市右京区

 夏には腹黒くなる。かなり腹黒くなった団体が飛んでる。
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2011年4月21日、兵庫県西宮市

 腹黒くなるとともに、全体に赤っぽくなる。
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2011年5月8日、大阪市福島区


タカブシギ [チドリ目シギ科]

Tringa glareola。チドリ目シギ科。
 田植え前の田んぼや、水のたまった休耕田とか、浅くて底が泥の水で見かける。
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2009年5月2日、滋賀県湖北町。
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2010年5月16日、滋賀県長浜市。
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2010年9月9日、京都市伏見区。
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2011年5月3日、滋賀県長浜市。

オオソリハシシギ [チドリ目シギ科]

Limosa lapponica。チドリ目シギ科。
 あまり縁のないチドリ目の中でも目にする機会が多い。大きめで目立つこともあるが。
 これは田植え前の田圃にいたので、胸部分の赤みが出てきている。
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2009年5月2日、滋賀県長浜市

 賀茂川縁を歩いていたらいた。2009年の秋に1羽だけ1週間ほど現れた。
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2009年9月21日、京都市北区

 淀川河口や大阪湾でもよく見る。
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2010年4月6日、大阪市福島区

 大阪湾にいた、だいぶ赤くなってる個体。
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2011年4月21日、兵庫県西宮市

キリアイ [チドリ目シギ科]

Limicola falcinellus。チドリ目シギ科。
 ようわからんチドリ目である。磯のアオバトを見に寄ったトコの近くにおって、どうも寄るのが「順路」になってる埋め立て地があるようで、帰りに便乗した車が寄ったので、トウネンとは違うというのを撮ったらキリアイだった。
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2010年8月24日愛媛県四国中央市

ウズラシギ [チドリ目シギ科]

Calidris acuminata。チドリ目シギ科。
 春秋の渡りの時期に見られるらしい。あまり縁のないチドリ目の上、期間限定なので、一度しか見たことがない。琵琶湖に注ぐ河口で、対岸にいた。
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2009年10月31日滋賀県長浜市

ツルシギ [チドリ目シギ科]

Tringa erythropus。チドリ目シギ科。
 縁の薄いチドリ目のひとつだが、たまたま琵琶湖に注ぐ河口に行った際にお目にかかったことがある。渇水期でかなり川底が露出しており、数羽いたが、一箇所に固まらずに、三々五々地べたを突いていた。
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2009年9月23日滋賀県長浜市

アオアシシギ [チドリ目シギ科]

Tringa nebularia。チドリ目シギ科。
 種類の多いチドリ目だが、近くで見られる種が極端に少ないので、あまり縁がない。なので自然と興味も薄く、積極的に探すこともないし、たまたま遭遇したのを撮るくらい。アオアシシギは初夏から夏の出先の田圃でよく見る。
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2009年5月5日滋賀県長浜市
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2010年5月16日滋賀県長浜市
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2010年9月9日京都市伏見区
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