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カナダヅル [ツル目ツル科]

加奈陀鶴。Grus canadensis
 デコの赤いのが目立つ程度の地味なツル。基本的には新北区で越冬するツルだけど、日本にも毎年,数羽がやってくるそうだ。通常はつがいで行動し、日本にやってくる場合、他のツルの群れに混じることが多いらしいが、2022年の秋に滋賀県にやってきたペアはつがいだけで、しばらく琵琶湖周辺で見られた後、守山の田んぼに落ち着いた。ギャラリーが多いトリは、人が集まる前か、少なくなってから見に行くんで、だいぶたってから見てきた。
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2022年12月20日、滋賀県守山市。
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エゾセンニュウ [スズメ目センニュウ科]

壊疽仙入。Locustella fasciolata
 シベリア周辺で繁殖し、東南アジア周辺で越冬する。日本でも北海道で繁殖している。近所では渡りの時期に通過しているが、暗い所を好むせいか、見る機会は少ない。
 最初はアカショウビンやジュウイチを目当てに行っていた湿地に、近年はヒラサナエを目的に行っているのだけど、その近くの湿地でたまたま見かけ、こんな所にオオヨシキリ?と思ったが、後で撮った写真を見たらエゾセンニュウだった。
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2020年6月2日。京都市左京区。
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ハチクマ [タカ目タカ科]

蜂角鷹。Pernis ptilorhyncus
 夏鳥としてやってくるタカで、主に蜂を食うという。そんなに深山幽谷にばっかり生息しているわけでもないのに、不思議と出会うことがなかった。やっと市街地郊外で、近くの山地で営巣していたらしく数回見たけれど、いつも高いか曇り空。
 結局、出会う確率が高いのはタカの渡りの時期。見に行ったその日に限って飛ばないということも多いが、たまには数羽が見られる。
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2012年9月24日、滋賀県高島市。

 10年後の同じ場所。近くを通過したが曇り空、
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2022年9月24日、滋賀県高島市。

オオルリ [スズメ目ヒタキ科]

大瑠璃。Cyanoptila cyanomelana
 4月くらいからやって来て、そこらじゅうで鳴いてる。どうもこの鳥は「警戒心」の現れ方が間違ってるんじゃないかという気がする。山道を歩いていると逃げるのではなく、どうも警戒してわざわざ見に来る感じがする。試しに隠れると近づいてくる。
 やってくるとそこらの樹上で、うるさいほどさえずってる。
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2014年4月19日、京都市左京区。

 渡り鳥の常として、♀は♂よりゆっくりやって来る。♀もさえずる。
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2010年6月6日、京都市左京区。

 餌を巣に運ぶ途中の♂。難儀なことにけっこう分かりやすい所に巣を作り、この時は数メートル先の山腹のようだったので、ゆっくり撮ることもできず、早々に退散。
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2021年5月30日、京都市左京区。

 巣立ちして間もない幼鳥。ヒタキの類の幼鳥の特徴である斑点模様がある。♂はこの頃から各部が青くなっている。
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2017年9月2日、京都市左京区。

カルガモ [カモ目カモ科]

軽鴨。Anas zonorhyncha
 年中いるし、そこら中にいるし、♂は派手にならないし、あまり有難みがないので、あまり撮ってない。
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2007年8月9日、京都市左京区。
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2007年10月25日、京都市左京区。

 ただし、一時ブームにもなったように市街地で繁殖するカモはカルガモくらいなので、その時期にはつい撮ってしまう。ただ、純粋なカルガモではない、アヒルやアイガモとの交雑も多いようだ。
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2010年4月19日、京都市左京区。

 だいぶ大きくなって、団子になってる雛。
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2022年6月7日、京都市北区。

アカハシハジロ [カモ目カモ科]

Netta rufina。カモ目カモ科。
 2010年末に琵琶湖に♂♀一羽づつが飛来したのだが、たいてい、昼間は、岸から離れた湖上で居眠りしていたようだ。滞在中に行ったのは2回だけれど、そのうち1回は起きていた。でも遠い所に浮いていた。
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2010年12月16日。滋賀県長浜市。

 その後も「来てる」というニュースは聞くが、見に行ったのは次の「寅年」。♂だけだったが、前回より近い。ほとんで寝ていたがたまに起きる。
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2022年3月5日。滋賀県草津市。

アカハラ [スズメ目ヒタキ科]

赤腹。Turdus chrysolaus
 近所では春秋の渡りの時期に見られ、夏はもっと北の方に行ってる。一方、冬に日本に南下してくるオオアカハラという亜種もいて、もっと北で越冬している。ということであった。けれども、近年はそこらで越冬に来るオオアカハラや、越冬してるアカハラもいるようだ。
 基本は地べたで採餌するわけで、お山で見かけてもなかなか撮れる所に出てこない。なので、撮る機会は市街地の公園が圧倒的に多い。
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2010年4月22日。京都市上京区。
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2010年4月30日。京都市上京区。

 翼に白点があるのが若い個体。
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2016年3月29日。京都市上京区。

 4月の撮影だけど、2月以前からいたらしい。右後の石の角材は井戸の囲いで、明治時代に天皇をやってた睦仁の産湯用の水を汲んだという。
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2022年4月8日。京都市上京区。

イソヒヨドリ [スズメ目ヒタキ科]

磯鵯。Monticola solitarius
 イソヒヨドリというけれども、磯にいるばかりでもなく、ヒヨドリの類でもない。岩山に住むらしいのだが、日本に低山の岩山はほとんどなく、結局、草木がなくて餌が採れる所として、磯で見られる。
 ヒヨドリの類でなくツグミの類だけど、ヒタキ科の中で珍しくオールシーズン。
 磯だけでなく、コンクリートで固められた漁港にもよくいる。
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2008年2月9日、秋田県男鹿市。

 海から離れた場所でも見られる。市街地内の川原いにいた♀。
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2008年3月12日、京都市上京区。

 同じく市街地内の川原いにいた巣立ち間もない幼鳥。何やらスズメガの幼虫らしきのを食おうとしてる。
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2021年6月13日、京都市左京区。

 郊外の3面コンクリートの川にいた♂。
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2022年3月10日、京都市左京区。

クイナ [ツル目クイナ科]

水鶏。Rallus aquaticus
 川や池などで、たまにチラッと姿を見かけるが、すぐに茂みの中に逃げ込む。
 水を抜いた灌漑池では、茂みから出てきて、泥の中の餌を探っていた。
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2010年1月9日、京都市右京区。

 ほとんどシルエットのキマユムシクイに手こずってたら、足許に出て来た。
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2012年2月24日、滋賀県長浜市。

 トンボで有名な池で、出始めたシオヤトンボを撮ったり、ミヤマセセリやツマキチョウを見てたら、池にいた。ここでは声だけで、目にすることはめったにない。
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2020年4月3日、京都市北区。

 人口島の人工池にいたの。クイナ、ヒクイナだけは撮りやすいんだけど、池に見える魚は外来種ばかり、植物も外来種が多くて、あまり環境を写したくないとこ。
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2022年3月16日、神戸市垂水区。

カケス [スズメ目カラス科]

Garrulus glandarius。スズメ目カラス科。
 少し山には入ると普通にいる。鳴き声は聞こえるし、樹の繁った間にチラチラ動いたり、一瞬、飛ぶところが見えたりもするのだが。ちゃんと見える所には、ほとんどいないし、いても一瞬。

 それでも、出会う機会が多いだけに、見えるところにいることもある。尾根にいたら山腹をウロウロしていた。見下ろす形になることは珍しい。
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2010年5月21日。京都市左京区。

 秋に貯食のための実を集めに樹に来るところが、同じ樹へ何度も往復するんで、見やすい。山腹のまだ緑の栗の実を集めに来ていた。
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2010年10月6日。京都市左京区。

 山際の公園。ドングリのなっている樹の中に入り込んでた。
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2010年11月15日。京都市左京区。

 ごく普通にいてて記録の意味もないし、隠れてることが多いので撮ろうとすることが少ない。冬だと葉が落ちてて見える場合もあるけど、遠くで留まってるだけで、面白みがない。
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2022年1月29日。京都市左京区。

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