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ハギマシコ [スズメ目アトリ科]

萩猿子。Leucosticte arctoa
 冬鳥で、数百羽の群で現れるということらしいが、当初に見たのは数羽単位だった。いずれも2月の市街地だったので、群が分散したところだったのか。ようやく2020年になって、50羽くらいの群れに遭遇した。
 最初に見たのは、雪景色の康楽館と鉱山事務所を見に行った時、オフシーズンで閑散とした駐車場の法面で地べたを突いてた。
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2008年2月28日、秋田県小坂町。

 2010年の冬は各地に大挙して出現したようだ。近畿地方でも各地に見られ、当初は山地にいたようだが、山地で餌付けする馬鹿がいない所じゃ平地に降りてきたようで、田圃を突いていて、農家の人が来ると飛び回ってる。
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2011年2月1日、京都市左京区。
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2011年2月4日、京都市左京区。

 2020年の冬も近畿地方で各地に見られた。12月のまだ樹上に実が残っている時期に現れたために、樹上で採餌する様子が見られた。
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2020年12月11日、京都市左京区。

シメ [スズメ目アトリ科]

鴲。Coccothraustes coccothraustes
 冬になるとそこらによくいるが、他のアトリ科のように団体でいることはあまりないようで、単独でいたりイカルの群れの端の方に混ざっていたりする。神奈月とかいう人がマネをしているプロレスラーに何か似ている。
 公園の低木に留まってたの。
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2009年1月8日、京都市左京区。
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2011年1月12日、京都市左京区。

 門跡寺院の塀沿いのカエデの散り残った実を食ってる。
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2013年1月5日、京都市左京区。

 山麓のエノキの実を食べてたようで、落ちた実を食べてるクロジを撮っていたら、すぐ近くの渓流に水を飲みに来た。あまりに近くて、ピントのあう限界じゃなし、ファインダーからもはみだすんで、ゆっくり後ずさりして撮った。
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2018年12月1日、京都市左京区。

コイカル [スズメ目アトリ科]

小鵤。Eophona migratoria
 この「総集編」は、以前に撮ったファイルを単に時系列で保存していただけだったのを、種別に整理しだしたので、ついでに作り出した。ところが整理しだすと撮ったはずなのに、ファイルがないというのがちょいちょいある。コイカルも撮った直後にファイルが行方不明になったので、新たに撮ってきた。その時には2羽いたので、かえってよかった。
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2011年2月5日、大阪府豊中市。

 この時もイカルの大群の中に2羽いたけど、一緒には撮れなんだ。
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2014年1月27日、京都市上京区。
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2014年1月28日、京都市上京区。

 ♀は頭が黒くないとか。なかなか遭わないんで、いるというとこまで見に行った。
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2018年1月18日、堺市北区。

ウソ(亜種アカウソ) [スズメ目アトリ科]

赤鷽。Pyrrhula pyrrhula rosacea
 近所では、ウソは冬にしか見られないが、ウソをよく見るシーズンには、亜種ウソよりも見る機会が多いように思う。♂のアカウソは腹で見当付けて雨覆いを確認するのだが、♀の場合、亜種ウソも褐色がかっており、雨覆いも明確じゃないことが多く、どこからがアカウソの範疇なのかわからない。特に樹上にいることが多く、撮っても色の再現性がモヒトツなんで、なおさら。

 この日は出かけた先で、1時間に1本のディゼルカーで帰ろうとしたら、駅の桜の樹に数羽が集ってた。車内放送で、やたら運休情報が流れてた。結局、その夜に泊まった友人宅で、地震やら津波があったことを聞いて、ウソやと思ったけど、ネットを見たらホンマやった。
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2011年3月11日、三重県亀山市。

 ここは林道沿いのタニウツギの実をよく食べてるので、あまり見上げなくていいのだけど、タイミングがあわない。
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2012年11月24日、滋賀県高島市。

 コムラサキの実を食べてた団体さん。
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2012年12月5日、京都市左京区。

 4月1日にウソを撮るというのをやってみたかったけど、ちょうど移動の時期なんど、一度しか遭遇したことはない。
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2013年4月1日、京都市左京区。

ウソ(亜種ウソ) [スズメ目アトリ科]

鷽。Pyrrhula pyrrhula griseiventris
 冬になると、そこらに来ているが飛来数は年によって大きく変わってるようで、どこでも見られる冬もあれば、山に上がってやっと数羽という冬もある。思いがけない所で見かけることがあるのだが、見かけてもゴシャゴシャした枝の中だったり、上の方だったりで、見かけるわりには撮れない。
 最も大量のウソの群を見たのは数年前の弘前城。花見で有名な桜の新芽を囓ってた。アカウソが多かったが、ただのウソもいた。寒いと特に丸い。
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2009年2月16日、青森県弘前市。

 山には雪が残ってたが、あまり丸くなっていないように、暖かい日。
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2011年2月23日、京都市左京区。

 秋に、市街地からすぐの山麓でコムラサキの実を食べていたが、沢の横の倒木に降りてきた。まだ寒い時期ではなくスマート。
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2015年11月16日、京都市左京区。

 ♀のウソ。
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2011年3月6日、滋賀県長浜市。

ベニマシコ [スズメ目アトリ科]

紅猿子。Uragus sibiricus
 冬鳥で、赤いので目立ちそうだが、実際は枯れ草や藪のゴシャゴシャした中によくいるので、赤色よりもむしろ翼の黒に白いラインでそれと気づくことが多い。
 冬鳥で、冬羽は鮮やかさがモヒトツなんだが、ゴシャゴシャした藪が隠れることもあって、雪の上で撮るのが好み。
 でも♀は赤いところがない。
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2009年2月20日、宮城県登米市。

 ♀のように見えるが目先が赤いので若い♂だろう。
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2010年2月3日、京都市左京区。

 ここのベニマシコはオオジュリンのようにススキの皮をめくってアブラムシの類を食ってた。雪が降ったので見に行ったけれど、藪が隠れるほどではなかった。
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2010年2月5日、京都市左京区。

 ゴシャゴシャした藪がバックという、ベニマシコの定番だけど、まだ緑の藪だと救われる。
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2014年1月22日、大阪府高槻市。

イスカ [スズメ目アトリ科]

鶍。Loxia curvirostra
 日本には越冬にやってくる冬鳥で、北に行くほど多く見られるらしい。なぜか東北方面には冬に行くことが多いので、そのうちに見られるだろうと思っていたのだが、今のところ、滋賀県で見かけただけ。
 初夏に見かけたのは、谷側、それも日のある方の山腹の松の木の上で種子を食べていたので、逆光だったし、松の葉の中で、まともには撮れていない。
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2009年5月1日、滋賀県高島市。

 晩秋に見かけた遠くの団体さん。やっぱり逆光。
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2013年11月9日、滋賀県高島市。

オオマシコ [スズメ目アトリ科]

大猿子。Carpodacus roseus
 萩の実が好物だそうで、夏や秋に、そこらの山に行くたびに、萩の場所をチェックしようと思うのだが、つい忘れる。
 九州に行く用事があり、その初日が移動だけだったので、どこかに寄り道を考えたのだが、ちょうど神戸の植物園サイトでオオマシコが来ていると紹介されていて、それまで見たことがなかったため、寄って、瀬戸内海のフェリーで行くことにして、一泊うかした。
 その後、他で見かけることもあったが、結局、ちゃんと撮れたのは、その植物園だけ。
 成鳥の♂。
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2009年2月9日、神戸市北区。
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2013年1月8日、神戸市北区。

 赤味の少ない♀。
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2009年2月9日、神戸市北区。

 腹部に♀のような縦班がある若い♂。
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2013年1月8日、神戸市北区。

ギンザンマシコ [スズメ目アトリ科]

銀山猿子。Pinicola enucleator
 亜寒帯や高山の鳥だが、冬には南方や低地に移動する、日本では北海道に来るのが多いようだが、本州にやってくるのもいるようだ、というか、いた。
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2012年12月20日、京都市左京区。

アトリ [スズメ目アトリ科]

Fringilla montifringilla。スズメ目アトリ科。
 冬になるとそこらじゅうで見かける。冬鳥の中でも長期間いるという印象がある。なぜか、人家のない所ではあまり見ないし、一方、住宅地でもめったに見ない。農地や公園などでよくみる。公園の中の小川や池などの水場にもよく来る。
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2008年10月9日、京都市左京区
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2009年12月29日、京都市左京区
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2010年1月9日、京都市左京区

 渡りの時期には、人家のない山間でも見かける。
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2011年10月28日、滋賀県高島市

カワラヒワ(亜種コカワラヒワ) [スズメ目アトリ科]

河原鶸。Chloris sinic minor
 年中いる方のカワラヒワ。オオカワラヒワよりも市街地に馴染んでいるように思うのだが、実際はどうなのか、わからない。
 で、市街地の公園にいたの。
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2009年4月20日、京都市上京区。

 その名の通り、市街地、郊外を問わず、河原にもよくいる。
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2009年6月7日、京都市左京区。

 ニュウナイスズメが集ってた桜の上の方にいた。左後方に、距離が違うのでボケているがオオカワラヒワがいて、両者が近くにいると違いがわかりやすい。
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2011年4月16日、京都市左京区。

カワラヒワ(亜種オオカワラヒワ) [スズメ目アトリ科]

大河原鶸。Chloris sinica kawarahiba
 そこらの河原はもちろん、田んぼやいろんなとこにおるカワラヒワだが、2亜種があるそうな。このオオカワラヒワは冬鳥としてやってくる方で、年中いるコカワラヒワとは微妙に違うらしい。
 数的に、どちらが多いかはわからないが、撮ってるのはオオカワラヒワが多い。柄がくっきりしてるからだろう。2009年には全く撮ってないので、年によって飛来数にも差があるんだろう。
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2008年1月26日、京都市左京区
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2011年1月9日、京都市左京区

 オオカワラヒワの特色の、ヘルメットを被ったような頭のグレー、と三列風切の太い白縁。
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2011年2月16日、京都市北区

マヒワ [スズメ目アトリ科]

Carduelis spinus。スズメ目アトリ科。
 冬鳥だがやってくる数は年によって大きく違うような気がする。単に近所だけのことなのかはわからないが。近年では2007年の冬にはほとんど見なかった。そして徐々に増えて、2010年はそこらに大量におり、200羽くらいが河川敷公園で落ちた実を拾ってる。
 やって来た当初は樹の上で、餌を探していた。
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2010年12月22日京都市左京区
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2011年1月25日京都市左京区
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2011年1月18日京都市上京区

 樹が坊主になると、樹の下で落ちてる餌を探してる。
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2011年1月28日京都市北区

イカル [スズメ目アトリ科]

Eophona personata。スズメ目アトリ科。
 冬になると、そこら中を特色のある鳴き声で群をなして飛んでる。黄色く太い嘴が目立つ。
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2010年1月21日京都市左京区

 冬鳥というわけではなく、夏にもいるのだが、団体にならずに山の中におるんで、冬ほどは目立たない。
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2010年5月28日京都市左京区

 冬だと団体で公園の樹の下で、落ちた実を拾ってたりする。
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2011年1月5日京都市左京区

 池から突き出た枝に留まったイカル。このまま半分沈んでいったが、こういう水浴び方法があるんだろうか。
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2011年1月9日京都市左京区
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