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オオムシクイ・メボソムシクイ [スズメ目ムシクイ科]

大虫喰。Phylloscopus examinandus
目細虫喰。Phylloscopus xanthodryas
 以前はメボソムシクイ、Phylloscopus borealisとされていた中の亜種を、別種とされたもので、見た目はほとんど同じで鳴き声が違う。鳴き声、特に囀りが違えば繁殖隔離されるわけで、DNA調査によって、その差が種レベルということがわかったそうだ。
 困ったことに、よくみかけるのは秋の渡りの時期で、ほとんど鳴かないんで、どっちゃかわからん、ということになる。以前に撮ったのも、鳴き声まで気にしてなかったし。
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2008年10月17日、京都市左京区。

 これは、秋だけど鳴いてたのでオオムシクイとわかった個体。
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2015年10月05日、京都市左京区。

 オオムシクイの方が、渡る時期が遅いということなので、ここらもオオムシクイかもしれん。
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2015年10月16日、京都市左京区。

 やはり時期も遅いし、鳴いてくれたオオムシクイ。
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2018年11月3日、京都市左京区。

センダイムシクイ [スズメ目ムシクイ科]

千代虫喰。Phylloscopus coronatus
 ウグイス科、特にムシクイの類は見分けにくい。その中でセンダイムシクイは数が多いことと、頭央線があることで比較的わかりいい。
 さて、センダイムシクイのセンダイは漢字で書くとどうなんだろ。センダイというのは、その鳴き声が、チヨチヨと聞こえるから「千代」だとか、「鶴千代君」と聞こえるから「伽羅先代萩」に由来するとか。後者の方が面白そうだけど、この「先代」は「仙台」から来てるわけだし、センダイハギならともかく、センダイと略すのなら「仙台」でも良さそうな気がする。
 樹上によくいるが、識別ポイントが頭のてっぺんということで、樹上にいるより、水飲み等で地上近くにいる方がわかりやすい。
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2009年9月9日、京都市左京区。

 これは地上で枯葉をくわえてた。巣材だろうか。
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2010年5月1日、京都市左京区。

 笹藪の中でウロウロしてたのでウグイスかと思ったが、出てきたら違った。
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2013年5月22日、京都市左京区。

 同じ場所の笹藪
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2013年5月22日、京都市左京区。

キマユムシクイ [スズメ目ムシクイ科]

黄眉虫喰。Phylloscopus inornatus
 春秋の渡りの時期に見られる旅鳥だそうだが、見たのは冬ばかり。樹上で目立たないために、旅鳥よりも、長期間いる越冬個体の方が見つかりやすいのだろうか。
 最初に見たのは湖畔林、高い枝の中をチョコチョコ動いてて、まともには撮れていない。
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2012年2月22日、滋賀県長浜市。

 こちらは市街地の公園。やはり枝の中を動き回っていたけれど、比較的、低い所にも来た。
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2014年1月16日、京都市上京区。

 春になった頃、高いところを動き回っていたが、換羽中のようで、薄汚れたような形相になっていた。換羽が終わった頃に見に行こうと思っていたら、渡って行ってしまったようだ。
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2014年3月29日、京都市上京区。

エゾムシクイ [スズメ目ムシクイ科]

蝦夷虫喰。Phylloscopus borealoides
 ぱっと見では区別のつきにくいムシクイ類で、何となく短いのが、識別ポイントの脚の色や褐色味とかから見るとエゾムシクイっぽい。秋も遅くなってから見かけることが多い。
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2012年11月8日、京都市左京区。
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2012年11月12日、京都市左京区。
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