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セッカ [スズメ目セッカ科]

雪下。Cisticola juncidis
 大規模な田んぼや河原などで、繁殖期にはヒッヒッヒッと鳴きながら飛んでいるのをよく見る。けれども降りたあたりに行ってみても茂みの中に入ってしまってる。そういう時期ろ場所に行ってるのは、トリよりも虫を撮ってて、マクロレンズを装着してることが多いことや、よく見るんで、いつでも撮れそうに思え、ほとんど撮ったことがない。
 飛んでるところを見ることが多いけれど、ほとんどシルエットになりがち。尾羽が特徴。
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2011年5月8日、大阪市福島区。

 草の上に降りた一瞬を狙えばいいのだが、たいてい遠いとこに降りる。
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2011年5月8日、大阪市福島区。
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2012年8月12日、京都府久御山町。

 非繁殖期は、茂みの中をウロウロしているのを見ることが多く、いるとわかっても、撮れる状態でないことが多い。
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2022年3月16日、神戸市垂水区。

ツグミ(亜種ハチジョウツグミ) [スズメ目ヒタキ科]

八丈鶫。Turdus naumanni naumanni
 この「ハチジョウ」は、江戸時代中期の鳥類図鑑の「観文禽譜」に、八丈島産ではなく、八丈紬の色に似ていると言われての俗称とある。この頃に「恋娘昔八丈」という芝居の大ヒットで八丈紬が大流行したので、それが名前の由来ということのようだ。ネット上には「八丈島で捕獲されたことに由来する 」という珍説が多く見られるが根拠は不明。
 学名の通り、亜種ツグミよりも、こちらの方が本家というか1年「先輩」で基亜種はこちららしい。なお、独立種とする意見もあるようだけど、日本の目録7版では亜種のままになってる。
 最初に見たのは、にわかに降り出した雪の中で、駅のフェンスにいた個体で、ツグミとは気づかずに1枚撮っただけだった。
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2008年2月26日、秋田県秋田市。

 顔まで橙色の典型的なハチジョウツグミ。
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2011年2月22日、大阪府高槻市。

 単独でいたり、亜種ツグミに混じっていたりすることが多いが、公園に複数でいた。
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2020年2月20日、京都市左京区。

 以降も同じ公園に複数で来ている、ミミズを引っ張っていた個体。
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2022年3月7日、京都市左京区。

ミヤマホオジロ [スズメ目ホオジロ科]

深山頬白。Emberiza elegans
 冬になると低山や山麓の道路脇や空き地など、枯れた雑草のあたりで見るが、時々、市街地の公園にいついてるのもいる。
 市街地の公園で越冬していたの。
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2017年2月10日、京都市上京区。

 晩秋、やってきたばかりか、低山の山裾、造園業の農園にいた個体。
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2017年11月4日、京都市左京区。

 地上で採餌していることが多いが、人が近づくとすぐそばの樹上に飛び上がる。そのまま人が通り過ぎるとまた降りるが、立ち止まって撮ろうとすると、逃げたり隠れたりする。
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2017年11月10日、京都市上京区。

 公園にいた小群のうちの♀。
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2022年2月5日、京都市左京区。

ルリビタキ [スズメ目ヒタキ科]

瑠璃鶲。Tarsiger cyanurus
 冬になるとそこらの山麓や寺社林、市街地の公園に現れ、どこのが青色が鮮やかか見て回る。
 近所の公園、といっても市街地ではなく山麓の公園で、モリアオガエルも産卵に来る池の周辺にいた個体。毎年、来ていたのだが、2010年頃から、あまり見なくなった。このあたりには厩舎があり。このころから鹿がよくくるようになった。類は友を呼んだか、馬と鹿がいるんで、野良猫に餌付けする馬鹿をよく見るようになり、野良猫が増えたからだろう。餌をやる馬鹿だけでなく、野良猫用シェルターのつもりか、段ボール箱をゴミ用のビニール袋で包んだものにさらにシートを被せたものを置いている馬鹿婆もいる。
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2008年2月17日、京都市左京区。

 近所の山麓で,水浴びに来た青くないの。
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2014年2月1日、京都市左京区。

 同じ山だけど、青いの。
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2016年11月26日、京都市左京区。

 最初の絵と同じ公園。条例で野良猫の餌やりが禁止されても、まだ猫に餌をやる馬鹿はいるが、規模が縮小し、ルリビタキも見られるようになった。縄張りの境界なのか、青いのが2羽いた。
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2022年1月29日、京都市左京区。

オカヨシガモ [カモ目カモ科]

陸葭鴨。Anas strepera
 ヨシガモよりも内陸にいるから陸葭鴨だそうだがが、流水域など水生植物が少ない水域ではヨシガモよりよく見る。
 以前は、ハイイロチュウヒやコミミズクのついでに見ることが多かったけど、近年は近所の川や池にも少数の群れが分散して来るのや、ヨシガモのいる池でも見かけたりする。あまり大きな群れは見かけない。

 ハイイロチュウヒの「出待ち」の時に、前を通過していった。
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2010年3月3日、滋賀県近江八幡市。

 同じ場所の下の水路を泳いでたペア。
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2010年3月5日、滋賀県近江八幡市。

 トンボを撮りに行く池に、トンボのいない時期、ヨシガモの群れに小規模な群れが混じっていた。
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2021年2月22日、京都市北区。

 川にいた小群に混じってたヨシガモとの交雑個体。
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2022年1月27日、京都市左京区。

ホシハジロ [カモ目カモ科]

星羽白。Aythya ferina
 近所でも、また夏以外に水鳥を見に行くと、ごく普通に見られる潜水カモ。なので、たいてい何かのついでに撮ってるんで、ちゃんと撮ってない。
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2008年2月2日、東京都台東区
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2009年12月31日、京都市北区
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2010年2月28日、大阪市北区

 公園化された溜池にKた群れに混じる交雑個体。
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2022年3月3日、京都市左京区

サンショウクイ(亜種サンショウクイ) [スズメ目サンショウクイ科]

山椒喰、Pericrocotus divaricatus divaricatus
 夏に繁殖のためにやってくるが、近場だと比良山系に多いようで、ピリリーという鳴き声とともに飛んでいるところをよく見る。
 その渡りの途中には,近くの山や公園で目にすることが多い。
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2009年5月1日。滋賀県高島市。

 カマキリだろうか、何か昆虫らしきものをくわえてた。8月も後半になると巣立ちした子供も一緒に飛び回っているが、渡りの前にはどこかで集まるらしい。
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2010年8月20日。滋賀県高島市。

 平地だと4月に通過するだけだったが、ここ数年は5月くらいまで滞在しており、また8月くらいからも見られる。繁殖はしてないようだが、その前後にはよく見られる。
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2021年5月11日。京都市左京区。

ヤマガラ [スズメ目シジュウカラ科]

山雀。Poecile varius
 山林でも市街地の公園でも、年中よく見かける。樹上にいたり地上にいたりだが、水飲みや水浴びの好きなカラ類の中でも特に水に寄ってくるようだ。それにけっこう人を無視するというか逃げないので、近くで見る機会が多い。
 その昔、お稲荷さんの参道で、コインを渡すとおみくじを引く小鳥を見た記憶がある。ヤマガラのはずではあるのだが、どんな鳥だったかまでは覚えていない。

 市街地の公園。
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2008年1月5日。京都市左京区。
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2009年2月25日。京都市左京区。

 山麓の小川にもしょっちゅう降りてくる。
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2009年8月23日。京都市左京区。

 同じ小川の上流。えらい赤ら顔の個体がいた。俗に「ベンケイ」と呼ばれる顔や頭部の赤い色彩変異が見られるらしいが、その場合、胸の黒い部分が薄いか焼失するようだが、この個体はむしろ大きめ。
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2022年2月15日。京都市左京区。

シベリアジュリン [スズメ目ホオジロ科]

Emberiza pallasi。スズメ目ホオジロ科。
 オオジュリンはそこらによくいるけど。コジュリンは見たことがなかった。そのコジュリンがおるというので見に行ったら、このシベリアジュリンもいて、というより、採餌行動の違いのためか、こっちの方がよく現れたというのが初見。
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2011年2月19日。大阪府高槻市。
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2011年3月9日。大阪府高槻市。

 初見から11年後、やや下流にいた群れ。この冬は各地で見られたようだ。
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2022年2月4日。大阪府高槻市。

コウライアイサ [カモ目カモ科]

高麗秋沙。Mergus squamatus
 朝鮮半島北部と周辺で繁殖し、冬期は日本にも脱北してくるけど、飛翔体程度の數。日本に来るアイサ属4種のうち3種は毎冬見てるけれど、残り1種のコウライアイサがなかなか見られなかった。毎年のように「どこそこに来てる」という話は聞くけど、遠いとこだったり、日帰り可能そうでも辺鄙だったり。
 それがよりによって近所でも出かけたくない2021年末に近いとこに来てると翌年正月早々に聞いた。見物人も多いらしい。こういうトリは人が集まる前に行くか、ほとぼりが冷めてから行くことにしている。前者の場合、自分で見つけないといけないので、そう機会はない。後者の場合、いなくなるリスクもあるけど、残り物に福があったりすることもある。それで、10日ほどしてから暖かい日があったんで見に行ったのが初見。
 胴のウロコ模様が特色だが、遠いのとハレーションでわかりにくく、カワアイサといると冠羽が識別ポイントになる。
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2022年1月10日。京都府宇治市。

 遠くてフォーカスもあわんが、翼の黒線はウミアイサに似てる。
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2022年1月10日。京都府宇治市。
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