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ツバメ(亜種ツバメ) [スズメ目ツバメ科]

燕。Hirundo rustica gutturalis
 151ページ目なので「つばめ」。
 春にやってきて、そこらの軒先に巣を作ってるので、田んぼで泥を集めてるとこや、電線に留まってるとこや、巣の周辺におるとこなど、簡単に撮れるトリなのだが、毎年、見かけたら飛んでるとこを撮ろうとする。撮りやすいのは川の上を飛んでるとこ。
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2009年3月27日、京都市北区。
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2010年4月7日、京都市上京区。

 下から。
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2017年4月1日、京都市左京区。

 田起こし前の田んぼにいたので、巣材を集めに来たのかと思って見てたら、一羽が後で飛ぶともう一羽が尾を上げている。交尾の催促か。
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2020年3月30日、京都市左京区。

ホウロクシギ [チドリ目シギ科]

焙烙鴫。Numenius madagascariensis
 ダイシャクシギとよく似ているが、分布域はより狭く絶滅危惧種に指定されている。渡りの時期に見られるが越冬個体もいるというのもダイシャクシギと同じ。
 河口部に残った干潟に3羽がいて、当初は、この地で越冬しているのを見たことがあるダイシャクシギかと思ったが、遠くで見づらいながらも、下面の色合いからホウロクシギだろうということにした。
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2020年3月21日。三重県津市。
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ハヤブサ [ハヤブサ目ハヤブサ科]

隼。Falco peregrinus
 スターウォーズに出てくる生物というのは「人間」以外は地球上の生物と違っている。それで気になるのが、ソロ船長のミレニアム・ファルコン号。この「ファルコン」はどのようなものなのか。
 「はやぶさ」といえば、小惑星から帰って来たり、鹿児島に行かなくなったら北海道まで行くことになったりと、いろんなものにネーミングされている。山形の十四代の高木酒造の作っている焼酎も「隼」とネーミングされていたが、その隼をくれた山形の人に連れてもらった原崎沼近くにいたハヤブサ。お腹が縦縞なので若い個体だろうけど、何となくダダ。
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2008年2月3日、山形県天童市。

 有名な崖に営巣しているハヤブサだけど、戻ってきたとこ。
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2009年5月18日、京都府宇治市。

 飛んでいるのはいろんな所で見かける。近所でもたまに飛んでいる。これは河川敷を飛んでた個体。
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2013年2月20日、大阪府高槻市。

 海岸を飛んでた個体が、海に突き出した山の樹に留まった。海と山の間に道路と建物があり、その崖で営巣しているらしい。
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2019年3月20日、福井県越前町。

ズグロカモメ [チドリ目カモメ科]

頭黒鴎。Larus saundersi
 日本に越冬しにくる冬鳥で、主に九州に飛来していたらしい。諫早湾干拓事業は、生態系の破壊によって深刻な漁業被害をもたらしたことで知られているが、それだけではなく、このズグロカモメの最大の越冬地も壊滅させたようで、その影響か瀬戸内海や伊勢湾あたりの各地にもやってくる。そのあたりの事情はツクシガモと同様かも知れない。
 伊勢湾ではユリカモメに紛れて、というかユリカモメと思って見過ごしてしまうのか気付かないことが多い。それではイカンと伊勢湾の数羽が越冬している所で見てきた。
 「頭黒」といっても、頭は黒くないけど、ここらもユリカモメ同様で冬羽。
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2013年1月10日、三重県松阪市。

 三月中旬に過ぎれば頭の黒いのもいるだろ、それより、まだ越冬地におるかと瀬戸内海沿岸に見に行ったら、頭の黒いのはえらい遠いとこにユリカモメと一緒にいただけ。それでもいることはわかったので、その翌年に行ったら、やっと頭の黒いのが見られた。冬羽から、まだらに黒くなってるの、黒くはなってるが白が残ってるの、黒い夏羽になっているのと、一通りのバリエーションが揃ってた。
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2019年3月9日、兵庫県高砂市。

 伊勢湾でも頭の黒いのが見られた。多くが越冬していた河口とは別の河口。一緒にいたユリカモメがまだ冬羽だったのでわかりやすかった。
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2020年3月21日、三重県津市。

オオカラモズ [スズメ目モズ科]

大唐百舌鳥。Lanius sphenocercus
 その名の通り大きい中国のモズ。中国北部で繁殖し南部で越冬するモズ。たまに何かの間違いで日本にもやってくるようだ。
 中国で猛威をふるった新型コロナウィルスが日本でも発見された頃に日本で見つかったという個体を、1カ月ほどして見に行った。以前にコチョウゲンボウを撮ろうとした場所だけど、大きさが変わらない上に白が目立ってた。
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2020年3月1日。滋賀県東近江市。
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ノハラツグミ [スズメ目ヒタキ科]

野原鶫。Turdus pilaris
 ユーラシア大陸のどちらかといえば西側に生息しているが、たまに日本にも来るようだ。
 弘前城で桜の樹を見上げていたら、といっても花見じゃなくてウソを見ていたのだが、時々行く池に何や聞いたことのない名前の鳥がおる、という連絡を貰った。でも他に用事もあったし、さらに用事の後、他にも寄り道し、帰って数日してから、もうおらんでも他にも何なといるだろと思って、行ってみたらまだおった。
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2009年2月22日。京都府宇治市。

 近年は、日本に来ることが多くなったようで、話を聞くのだが、特に見に行くこともなかった。2019から2020年にかけての冬は特に多かったようだ。モズを見に行ったら、畑に人がいるんで、てっきりモズだと思ったら、ツグミの群れにノハラツグミがいた。近寄ってくるのを待つよりも、目的のモズ優先なので、遠い。
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2020年3月1日。滋賀県東近江市。

ヒレンジャク [スズメ目レンジャク科]

緋連雀。Bombycilla japonica
 その昔、近所の庭木におかしな鳥が大量に留まっていて、それで名前を覚えた記憶がある。
 ヤドリギの実が好きなようである。「宿木」といえば、源氏物語の「宇治十帖」、それで最初に撮ったのは宇治でヤドリギの実を食べていた群。
 これは、2010年に宇治よりは近い所にいた群の一羽で、ヤドリギ特有の糞をしている。
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2010年4月11日、京都市伏見区

 日本では冬鳥だが早春に見かけることが多い。最も遅い時期に見たのは5月21日。その前にその同じ場所にて002_2100508.jpg
2010年5月8日、京都市左京区

 2011年には正月早々にそんなに遠くない住宅地にネズミモチの実を食いに50くらいの群が現れた。やはり正月にはモチを食うのかと思った。
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2011年1月2日、京都市左京区

 群でそこらの実のなる樹にたかっては、しばらくは周辺の高いところに留まり、時には。群れで水飲みに降りるというパターンで行動する。
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2020年2月1日、京都市左京区

オガワコマドリ [スズメ目ヒタキ科]

小川駒鳥。Luscinia svecica
 毎年という頻度ではないが、2年に一度くらいの頻度では、日帰りで充分に行ける範囲のどこそこにいるという話を聞くのだが、人気のある鳥のようで、見物人がいっぱいだということで、見に行くことはなかった。
 ところが2020年に聞いた個体は、交通が便利なことと、他に出かけたものの、午後の時間があいて、他のあてもないことから、回ってみた。
 やはり人は多いし、予想通り「お立ち台」がセットしてあるし、もちろん餌付けもされていた。それなら、そのように撮ればいいし、どこかで「天然モノ」に出会った際の参考にはなる。
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2020年3月11日、大阪府枚方市。
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ビロードキンクロ [カモ目カモ科]

天鵞絨金黒。Melanitta fusca
 冬期に日本近海にやってくるカモで、成鳥が陸地近くに現れるのは、よくあることではないらしい。
でも毎年越冬している汽水湖があって、行ってみたのだが、やはり湖岸からは遠かったし、天気もよくなかった。
 ♂は嘴から盛り上がった豚鼻と眼の下の白い紋が特徴とか。
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 ♀は不明瞭な白い斑点があるとか。
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2013年1月23日、島根県安来市。

 7年ぶりに見かけたけれど遠い。
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2019年12月27日、三重県津市。

ミミカイツブリ [カイツブリ目カイツブリ科]

耳鳰。Podiceps auritus
 ユーラシアやアメリカ大陸の内水面で繁殖するらしいが。冬期には日本近海にも越冬にやってくる。岸から離れた水面に浮かんでいることが多いために、おそらくは見たこともあるはずなんだけれど、冬羽では似ているハジロカイツブリと、どちらかもわからないことが多かった。
 2019年から2020年にかけての冬は、大阪湾や伊勢湾では、やはり外洋性のビロードキンクロやクロガモが岸辺近くで見られたが、このミミカイツブリも同じように見られたようで、海岸に海洋性のカモを見に行った際に見る機会があった。
 頭部の濃淡の境界が明確で直線的なのがわかるような距離だとミミカイツブリだとわかる。
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2020年2月15日、三重県津市。

 こちらは、河口をやや上がっていて、「赤い隈取り」がわかる程度の距離を泳いでいた別個体。
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2020年2月15日、三重県津市。
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